滞納され続けた家賃は二度と支払ってもらえない

積もり積もった負債は挽回できない

 

「賃貸運営の実態」 項目

1.「タダで済むわけがない借主の入退去」

2.「積もり積もった負債は挽回できない」

3.「完璧な契約書など存在しない」

 

wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所

行政書士 吉田 重信

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家賃滞納ってのは賃貸では警戒すべきトラブルだよね。

実際にそういった状況になったケースはいくばかあるだろうし、
やむにやまれぬ事情でそうなったのだろうと察するような事例も少なくない。

 

しかし、ついつい仏心を出してしまう人もいるだろうが、
こういった場合はその都度、催促をしてゆかないと大変なことになる。

 

特にかなりの時間が経過して、既に未払い家賃が積もり積もっている場合だ

こんな状況下から挽回をして、
これまでの負債を支払って元に戻れるような者などまずいないと思っておいた方がいい。

 

 

例外と言えるのはとにかく金が必要だから、と、四の五の言わずに働きに出た者だけだ。

 

負債がダブついている状況なのに供給手段を用意していないという時点で、
当人にもどうにかする意思が乏しい可能性が高い。

 

 

それに、手段の問題もある。

 

負債を抱えている状態の者は、
負債を抱えている状態の者が選択できるものしか選択できない。

 

意味が分からないと思う人もいるかもしれないが、そういうものなんだよ。

貧すれば鈍するなんて、よく言ったもんだろう。

 

追い詰められるほど、マトモな選択肢は狭まってくるんだ。

 

 

僕も急に仕事を失ったことなんて何度もあるが、
とにかく払うものは払わなければならないからと、選り好みせずにすぐ働いたよ。

警備業とか土方みたいなのとか、
ガテン系はキツイけどすぐ金になるから経験がなくともなんでもやったな。

 

金に関しては期限までに支払う以外に誠意はないし、
一度、そこまで落ちてしまったら二度と浮上できないという危機感があったからね。

 

一度、遅らせても大丈夫、払えないのだからしょうがないだろうと思ったら、
その感覚のまま今後の生活設計をすることになる。

家賃ってのは生活基盤に関わる債務だから、
ここを疎かにすることを当たり前にしてはいけないんだ。

 

 

 

 

電気とかガスとかが日常的に止められたりする生活は、断じて普通の状態ではない。

 

そこを乗り越えてしまう者にあるのは、今助かりたいという即興的な防衛本能だけ。

 

 

家賃は払える時に払えばいいものではないし、
その辺の感覚が壊れてしまった者は二度と賃料に対して誠意など尽くさないだろう。

 

結局のところ、そこに緊張感を持たせられるのは大家の手腕しかない。

 

もちろん自宅から強制的に出て行かせるってのは、思っている以上に厳しい。

だから大家がそうするというよりも、
借主が自分でそういう選択をできるような状況を整備しておくということだな。

 

例えばウチなんかは事業用として割り切った上で、
契約形態は定期で時期が来れば自動的に契約は終了する形をとっている。

その上で3か月前までに申し出れば中途解約もOKにして、
借主が状況的に無理だと感じたのであればギブアップ宣言することも許容している。

 

そうすることで、借主の思考がロックしないようにしているんだ。

 

 

重要なのは、滞納という状況に至る前の選択肢を増やしておくことだろう。

皆、本来的には家賃は支払って当たり前という感覚を持っているんだからさ。

 

流れていく以外に道がなければ、黙って流されるしかない。

 

恐らく、これはそういう延長線上にある話でもあるのだと思う。

 

 

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