多角経営で手を広げればそれだけ儲かるとは限らない

多角経営をしても儲かるとは限らない

 

「開業直後の立ち回り」 項目

1.「どんな仕事でも引き受けるべきか」

2.「多角経営をしても儲かるとは限らない」

3.「おかしいな、と感じた直感を信じよ」

 

wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所

行政書士・宅地建物取引士

吉田 重信

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仕事がある程度軌道に乗ってきたりすると、
新しいことに手を出してみようという気にもなったりするだろう。

これは経営の停滞を防ぐためにも重要な考え方だし、
今やっていることで食えなくなった時の事を考えておくリスクヘッジの一環でもある。

 

だから、それなりの時期に入った時にそういった考えに至ることは必然だし、
むしろ経営者としては健全だと言っていい。

 

しかし、仕事の幅を広げればそれだけ儲けも大きくなるというのは幻想だ。

かえって今やっていることすら疎かになりかねないから、注意しなければならない。

 

ほら、芸人とかが新しいギャクなんか開拓したりするけれど、
新しいことよりもお約束の方がウケていて、それを大事にしている人ほど息が長いだろう。

それに通ずるものがあるな。

 

飽きられたら終わりだから開拓はし続けなければならないんだけれど、
今ウケているものを保有しながら、いきなり新しい分野に手を出しても人はついてこない。

 

かえって別のイメージがついたりして、これまでの仕事に影響が出たりする場合もある。

冒頭で今やっていることすら疎かになりかねんと言ったのは、そういう話。

 

 

じゃあ、どうしたらいいのかというと、
今、うまく流れていることから派生できるものを開拓していくんだ。

 

 

例えば飲食店ならば別のメニュー、
若しくは別の料理をメインとした新店舗の立ち上げとか。

店舗販売の小売店であったならばネット販売等の販路の拡大や、
取り扱い商品の拡大、下取りの開始なんかも悪くない。

 

そういう風に今ウケているものと、
なにかしらの形で通ずるものであった方がいい。

 

資金的に余裕があったりして手を広げるにしても、
いきなり飛び込みで知らない場所に石を投げるのはただのリスクでしかないんだ。

新しいことに手を出すにしても、その違いは忘れてはならないだろう。

 

未経験、未知の領域に手を出すことがだと言っているわけではない。

そんなことを言っていたら、世の人々はなにもできなくなってしまうからな。

 

ただ、空手の状態ならば体一つでなんだって挑戦できるが、
既に形となっているものを持っている状態でそれを行うのはヤバすぎる。

完全にゼロの状態で勝負をするのには、それをやっていい状況が必要なんだよ。

 

多角経営は新規開拓とリスクヘッジを兼ねた「守りながら攻める」を体現した経営戦略だ。

今の時代、株式会社も○○ホールディングスなんて名乗ることも多く、
そういった姿勢で臨む経営手法もメジャーになりつつある。

 

でも、資金力もまだ乏しく、アテにできる人材もいない状態でそれをやるのは、
経営的にははっきり言って不健全だよ

 

資金力のあるデカい会社なんかは、人材がいなければ金を使って呼ぶこともできるし、
マイナスに終わってしまったとしてもそれを吸収できるだけの体力がある。

そのくらいの許容性があるのならば、今日、ここで聞いた話も捨て置いてしまえばいい。

 

しかし、まだそのレベルの段階でないのであれば、
安易な多角経営は己を殺す毒にもなり得るということは肝に銘じておくべきだろう。

 

 

投機で勝負はしちゃあいかんという話だ。

 

 

 1.「どんな仕事でも引き受けるべきか」

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