顧客と連絡がとれなくなった場合
「事業におけるトラブルの対処法」 項目
1.「顧客と連絡がとれなくなった場合」![]()
wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所
行政書士 吉田 重信
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客商売をしていると、それこそ色々な人達と接することになる。
場合によっては、こちらの想定通りに話が進まないことだってあるだろう。
その中で一般的に想定し得る出来事として、
「顧客と連絡が取れなくなる」という事態が挙げられる。
これは依頼する気がなくなったという事態では十分に考えられる経過なんだけれど、
事態はそういった単純なものだけとは限らないのが世の中だ。
実は依頼をして、報酬まで支払い済みの顧客であったとしても、
その後に連絡が取れなくなったりするようなことはある。
念のため最初に言っておくけれど、
じゃあ、ほったらかしときゃいいじゃん、なんて考えちゃあダメだぞ。
一応、金もらっているんだからさ。
こっちとしてもちゃんとクロージングしておかないと、
後になって負荷を負うことになったり大きなトラブルになったりもするからね。
こういうところは、ちゃんとしておくことが自分の身を守ることにもつながるんだ。
有効な対処法の一つとしては、
あらかじめそれを想定した上で契約にねじ込んでおくことだね。
これが一番確実で、後腐れがないと思う。
例えばだけれど、お客さん都合で2週間以上連絡がつかなくなった場合は、
その時点で契約は解除になる旨をあらかじめ伝えておく。
その上で連絡が取れなくなるようならば顧客としても承知の上だろうから、
こういった場合はその件をクローズしてしまっても大きな問題にはなりにくいだろう。
後々、連絡が取れるようになった場合は、その事情を斟酌した上で対応を検討すればよろしい。
少なくとも、こちらから対応できる道筋はつないでおかないと、
また連絡をしてくるかもしれない顧客のためにずっとリソースを割くことにもなりかねない。
だから時間経過による契約解除条項と、
それに対する口頭での説明は請負契約では必須だと思う。
ただ、これはあくまでもこれから契約する場合の対応。
現在進行形で顧客と連絡が取れなくなっているような場合には使えないだろう。
契約に入れておかなかった場合は依頼された仕事にもよるけれど、
基本的に報酬を支払ってもらっているのであれば、ちゃんと仕事は完成させておくべきだ。
その上で、期限内に仕事を終えた証をしっかり残しておいて、
一旦、クローズしてしまえばいい。
これはいつまでもその件にリソースを割けないというこちら側の都合もあるし、
依頼された料金分の仕事はちゃんと完遂したという依頼人に対する義理立ての面もある。
形式としては自己完結の形となるが、
少なくとも後々になって連絡が取れた際に、報酬の件でトラブルになることを防ぐことができる。
こういうのは一度請け負った以上、
相手の都合に関係なく進めておくのがミソなんだよ。
そうすることによって、仕事の流れを相手の都合に依存させずに済む形にできる。
依頼は当然、顧客が振るわけだが、
一旦、自分のテリトリーに入った仕事は自分の都合で回せるようにしておかないとな。
結局のところ、これも自己管理能力の話なんだよ。
顧客第一なのはもちろんなんだけれど、
それを念頭に置きすぎて、自分の都合がないがしろになるようでは本末転倒だ。
自営業は自分の時間を切り売りしているという側面もあるから、
リソース配分には自分の都合をねじ込めるポイントを作っておかなければならない。
顧客から舐められないためにも大事なことだよ、これは。
wrote. サンハイツ吉田