なぜ大家は連帯保証人を求めるのか
「賃貸を取り巻く裏事情」 項目
2.「なぜ大家は連帯保証人を求めるのか」![]()
wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所
行政書士 吉田 重信
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連帯保証については近年、保証会社との契約が身近になってきたこともあって、
その意味と必要性を論じられる機会が増えてきたと感じる。
要は保証会社を通すのになぜ連帯保証人まで要求されるのか、という議論だね。
しかし、賃貸契約での連帯保証人については、
権利義務関係の面のみで論じて答えを出していいような問題じゃない。
これは今までそうしてきたから、とかそういった旧態依然とした話ではなく、
シンプルに己の地所を他人に貸し出すという行為における信用の話だ。
連帯保証人は、それを見る上での必須要件なわけ。
単純な話、連帯保証人に立てられる身内すらいない天涯孤独な赤の他人に、
自分の家の敷地を賃貸借しようとか思うか?
ウチなんか僕自身の事務所も入っているわけだから、ちょっと考えられないな。
これは不動産賃貸業だけでなく、貸金業とかだって同じだろう。
そういう人には、10万円貸すのだって嫌なんじゃないのか。
だって、債務を焦げつかせたって逃げられちゃう身の上なんだもん。
なんの背景も後ろ盾もないってことは、
限界事案を想定した上でリスクを考えるとそういうことなんだよ。
厳しいと思う人もいるかもしれないが、
事業用賃貸ならば、このくらいの厳しい目で見られるのは当たり前だ。
想定外でうまくいかなくなる事例なんか、山ほどあるんだからさ。
マンションを複数棟とか所有していて、
賃貸業をビジネスとして割り切っているとこならこだわらないのかもしれない。
でも、ウチはダメだ。
人となりだけでは見抜けない面は、
入居希望者が整えられる外形と条件をもって入居を判断させてもらう。
だから、どうしても連帯保証人をつけずに契約がしたいのであれば、
そういったビジネスライクな物件を他に探した方がよろしい。
最後に保証会社をつけるのになんで、という疑問にも答えておくが、
保証会社をつける場合、連帯保証人は貸主からではなく保証会社の審査で要求される。
特に事業用での賃貸の場合は、ほぼ、必須だと言っていい。
要は保証会社の方でも事業というものは、
そういうリスク込みのものとして取り扱うのが当たり前なわけだ。
事業を起こすには、そういった意味でも信用は大事ということだね。

wrote. サンハイツ吉田