業種によっては駅前から人が離れつつある
「顧客需要の変化」 項目
2.「業種によっては駅前から人が離れつつある」![]()
wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所
行政書士・宅地建物取引士
吉田 重信
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物件にとって駅前というのは大きなアドヴァンテージになり得る。
この事実は今も昔もあまり変わらない。
アクセスがよろしいというのはその分の流動率が見込めるということでもあるから、
人通りの多さによる宣伝効果もあいまって、事業用物件としては大正義なんだわ。
しかし、これも昨今のコロナ禍やソーシャルディスタンス思考の影響もあって、
少々事情が変わりつつある。
業種によっては大入りにすることが全てというわけでもない。
コロナ禍の記憶が新しい今、人混み渦中での提供を前提とした商売はリスクでしかないから、
「三密」を避けるためにサービスの形態自体を変えるような事業も増えてきた。
人通りの多いことが、素直にメリットとしては受け入れられなくなってきたんだな。
駅前に大箱を用意して大量集客なんかを望むことよりも、
駅から離れた郊外に店舗を設け、接客を前提としないサービスが求められつつある。
カフェとかの飲食店なら小規模の会員制、
販売業なら接客を前提としない実店舗兼倉庫と通信販売業の合わせ技とかだね。
これは客商売だけでなく、会社なんかの事業所だって同じことだ。
在宅ワークが当たり前になってきた今は大きな社屋なんかを設けることよりも、
出社するのは役員だけで済む司令塔のような規模で展開する事業が増えてくるだろう。
そっちの方が、家賃だって遥かに安く済むだろうからね。
小さく初めて少しずつ育てていくような、
本来的な事業としての健全な状態を取り戻しつつあるのかもしれない。
これは歓迎すべき傾向だと思う。
昨今ではいきなり大風呂敷を広げはするが、
責任関係は分かりにくく有耶無耶で、結局、責任は取らないビジネスが多いからな。
シンプルさと誠実さは同義と言える。
そういった顧客に対する分かりやすさや誠実さを提供する上でも、
今後、規模は小さくともきめ細やかな対応ができる事業形態が求められてくるだろう。
コロナ禍による経済への影響は甚大であったが、
事業者が踵を返すきっかけとなったことを考えると悪い影響ばかりだとは思わない。
皆、周りとの競争でこれまで膨れ上がり過ぎたんじゃないのか。
今後は規模的な意味合いでも省エネを考えていい時代になったんだよ。

wrote. サンハイツ吉田