メディア出演は集客につながるとは限らない
「集客について」 項目
1.「メディア出演は集客につながるとはかぎらない」![]()
wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所
行政書士 吉田 重信
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事業が成長してゆけば、雑誌への寄稿とか、
場合によってはTVやラジオから出演依頼がきたりするようなこともあるかもしれない。
事業の形態が顧客流動率の高いものであった場合、
こういったメディアに出演すればさらなる顧客獲得に繋がるかもと考えるのは当然だろう。
しかし、間口を広げればそれだけ事業が広がるという考えは幻想だ。
むしろ、広げたことによって発生しうる影響を警戒した方がいい。
目立つことによって、かえって悪影響が出る場合もあるのだ。
第一が同業他社や隣接業者を刺激してしまい、
無用なナワバリ争いや値下げ合戦等の不当競争が市場に持ち込まれてしまうことだろう。
本来、良質なサービスの出現には競争も必要なわけだが、
最近の過渡競争についてはもはやサービス向上に繋がるようなものとは言い難い。
先駆者を潰しきるために、
赤字上等で場をひっかき回しているようなものも散見される。
資金力や政治力という棒で先駆者を追い立てる行為が、
「自由競争」という名の元に正当化される。
こういうのは競争じゃなくて、「場荒し」ってんだよ。
せっかく手塩にかけて育ててきた事業を、そんな荒れ場にしてはいけない。
第二に間口を広げたことによって顧客は増えたとしても、
それによって既存の顧客を逃してしまうことになる場合もある。
メディアに出たことによって客の流動率が激変し、
これまでの雰囲気に価値を見いだしていた顧客が離れてしまったりするということだ。
飲食店等で考えてみれば理解しやすいと思う。

あと、これは僕の経験上で持ちうる自論だが、
適切なサービスの形態は同業種であったとしても対象とする顧客の規模によって全く異なる。
顧客の間口が変わったことで、
これまでと同じ提供の仕方では通用しなくなる場合もあるのだ。
だから繰り返しになり恐縮だが、間口を広げうるメディア展開については、
それが与えうる影響をあらかじめ加味した上で見当しなければならない。
結局のところ、メディア関連は活かせる活かせないというよりも、
その人のキャパシティの問題だと思うんだよね。
どうも、僕にはそれがなかったらしい。
だから一時期は雑誌やラジオ、TVなんかに出たりしたこともあったけれど、
それが与える影響や変化をうまく先につなげることができなかった。
ゆえにメディアに出たことは結果論で言えば、あまり事業的にプラスになることはなかったな。
もちろん、面白い経験をさせてもらったことには違いないから、
当時、オファーをくれた方々には感謝している。
けれど、やはり経験上、オファーを受けるべきか否かはよく考えるべきだと思う。
意外かもしれないが、
好奇心は事業を育てない。
wrote. サンハイツ吉田