事業は一人で始めなさい
「事業開始前における注意点」 項目
4.「事業は一人で始めなさい」![]()
wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所
行政書士 吉田 重信
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なにかを始める際、仲間内で事業計画を練ったり資金を出し合ったりして、
共同経営、共同事業といった形で運営を考える人もいるかと思う。
しかし、あくまでも超個人的な意見だが、
新しい何かを始める際には、できうる限りは一人でいた方がいい。
理由は細かく論じると様々なものがあるのだけれど、
大まかに一括りで言えば、事業の動機やスタイルに不純物が入る恐れがあるからだ。
事業については金を稼ぐためのシステムと捉えて、
自分の動機や目的に対して一切こだわりなどないというのならば、それもよろしい。
しかし、明確な目標をもって長く続けていくことを望んでいるのならば、
この時点で他者の考えが入ることは避けるべきだ。
結局は互いの考えのすり合わせによる妥協の産物になるし、
そうなると、将来的には恐らく全員が後悔することになるだろう。
自分のやりたいことを、自分のやりたいようにやりたいから独立するんだよな?
自営業なんて究極的なところ、生き方の選択なんだから、
そういう一番大事なところはやっぱりスポイルしちゃあダメだよ、うん。
もちろん、これにだって例外はある。
例えば既に仕事の内容や流動先が確実に決まっていて、
初手から人手が必要な場合や、規模の大きい法人にするために役員を用立てる必要がある場合だ。
こういったケースでは物理的な理由や法令上の要件の兼ね合いもあるから、
そういった事情ならば、初手で人員の確保を検討することは間違いとは言えない。
しかし、仮にそうであったとしても、
経営権に関しては事業が落ち着くか規模が大きくなるまでは一人が握っておくべきだ。
理由はやっぱり、上記と同じだよ。
仲間がいることは大事なことなんだけれど、
本来、仕事に関する目的や考え方は仲間内で共有したりなんかするもんじゃない。
異論はあるかもしれないが、
これは組織運営で経営側が必ず持っていなければならない感覚だと思う。
誰かが舵取りとしての責任を負っていない組織は、決して持続しない。
仕事ってのは、趣味のクラブ活動じゃなくて生活の一環だからな。
事業者にはそういう人間のダメなところが出やすい箇所を承知した上で、
あらかじめ対策を練っておくことも必要なんだよ。
あと、経営者と従業員が近すぎるやり方は個人的には感心しないな。
そういった会社を僕も若い頃からいくつか見てきたけれど、
最終的には内輪で大きな揉め事を起こしたり、方針の違いで人が離れていったりする。
今では一軒も生き残っちゃいない。
仲間を募ることは悪ではないが、
自分が事業者として立つ神輿を担げる人材かどうかはシビアに判断する必要がある。
でも、まだ組織としての運用実績がない段階でそれをやるのは大変だから、
最初の内はできうる限りは一人で始めた方がいいと言っているわけ。
あと、最後にこれから事業を始める人には一つ忠告しておく。
事業を始めようとしていることは、決して人に話すんじゃない。
なぜなら、必ず、邪魔が入るからだ。
理由は嫉妬とか僻みとか、あとは仕事に対する考え方の違い、か。
独立は会社に長く勤めてもっと経験を積んでから!とか、
そういう大きなお世話を押し付けたがる不思議な人種はこの世に一定数、存在する。
そういう変な虫に取りつかれないためにも、
開業準備中という事実はセンシティヴなものとして取り扱うべきだ。
交際相手がいるのならば、特に注意した方がいい。
そこから話を聞きつけて、
自分がその事業に影響力を持とうと近寄ってくるような輩もいるからな。
結局のところ、事業は孤独に耐えられるようなタイプでないと続かないということだよ。
この孤独感は始める時だけじゃなくて、経営している内はずっと続くものだからね。
あなたは一人で何かをしている時、寂しいとか感じる人かな。
それとも、一人の方が気楽だと思う人かな。

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wrote. サンハイツ吉田