決まりきったことしかしないような者に振る仕事はない
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仕事を外部の業者に委託する事情は、大きく分けて2つだ。
一つはリスクヘッジのため。
なんでもかんでも自分のところで処理していると、
いざ、なにか問題が起こった時には自分で飲まなきゃならなくなるからね。
でも、金を払って依頼している以上は、
依頼人は業者に対して仕事の完遂を求められる立場でいられる。
なにかその分野で問題が起こった場合は、
当然、その外注業者に責任を取ってもらうことになる。
そういった状況も見越して、外注業者に仕事を振る場合もあるんだ。
もう一つは自分でできないことを依頼する場合。
一般的には、こっちの方が外注というものをイメージしやすいと思う。
自分のところでできないことができるから、
お金を支払ってやってもらうために仕事を依頼する形だね。
この形式で依頼を検討する場合は当然、外注業者は厳しく査定される。
依頼する側も自営業だから金銭的にはシビアだし、
これまでの流れだからなんて考えず、新しい場所に手を出していくことに躊躇がない。
今よりも良い条件があるのであれば、そっちに鞍替えするなんて当たり前の事なんだ。
だから、細かいところだって日頃からよく見ている。
同じようなことをする業者は複数いるのが常だから、
比較するためにも、ちょっとしたことでも判断材料にしたりもする。
仕事の遂行力ももちろんなんだけれど、仕事をこなす上での常識的な面とか。
例えば個人情報の扱い方とかもそうなんだけれど、
一番大事なのは、ちゃんと自分の頭を使って依頼を遂行できるかどうかだよね。
営業は良いことばっかしか言わないけれど、
定型的な業務しかしないんだったら外部になにかを依頼する理由なんかないよ、実際。
そういうところで、ここ最近では呆れてしまうようなものもよく見るな。
ネットなんかを使って事業をしていると営業メールなんかもよく飛んでくるんだけれど、
ああいったものは大抵の内容が定型化している。
サービスの紹介からキャンペーンの宣伝へとつなげ、
その上で具体的な日取りを提案した上で期間の終わり時期を告げて詰めてくる。
まあ、一般的な営業メールの流れそのものだ。
送る方も仕事の内だろうから必要以上に叩く気はないが、
正直、不快感を強く感じるようなものが最近では増えてきたとも感じる。
時期を自分から切るのは仕方がない。
営業の基本はアポ取りだから、
ここを疎かにしていたら仕事が始まらないからな。
ただ、勝手にメールしてきておいて、
メールをやめて欲しいんだったら自社のHPから申請しろ、とはどういうこった。
最近の営業メールでは流行なのか何なのか知らないが、
必ずと言っていいほど、こういったオプトアウト式の配信承諾を採用している。
もう、こういう想像力の足らない対応が定型化している時点で、
なにがあっても依頼など考えたりすることはないよね。
そんな内容の配信停止規定を送信して、
受け取った側がどれだけ不快に感じているかが想像できていないんだ。
なんで、勝手に送り付けられた上にひと手間までかけなきゃならないんだよ。
やっていることはピンポンダッシュと大して変わらんぞ。
あと、一時期ではHPのフォームを使って、
定期的に営業メールを乱発してくる業者もやたらと多かった。
恐らく、一般論としてフォーム営業が違法ではないと判断された影響なんだと思うけれど、
そこから先の影響を考えられていないのはヤバイよね。
いくらフォーム営業自体が違法じゃないと言っても、
乱発して手間をかけさせたり、事業に支障をきたすようにしたら営業妨害になるじゃん。
実際にそれにあたるかどうかは個別案件だろうけれど、
そういった余地のあるようなやり方をしている時点でマトモな業者であるはずがない。
こういうのも「そういう風にやる」というやり方が社内で定型化していて、
それをただただやっているだけだろうから、当然、そんなのに依頼する仕事はないだろう。
定型化されたことしかしないってのは頭を使っていない証拠だし、
頭を使えないということは己自身でなにかを判断することができないということだ。
これは仕事の質ももちろんだが、
冒頭で言ったリスクヘッジの面においても関わる重大な問題なんだ。
リスキーな面に対して判断をすることができない者が実際にトラブルを起こした場合、
責任についても判断ができないから必ずその時になって揉めることになる。
保険が事故時にグダグダ抜かしたりなんかしてたら、保険の意味がないだろう。
これではリスクヘッジとして依頼をする価値すらないということになるな。
営業メール一つを見ても、
ここの会社はヤバイってのは案外わかるもんだよ。
自分の頭を使っていないような者に振る仕事はない。
逆の立場だったらわかるだろうにさ。
2024.09.11 wrote
サンハイツ吉田 管理者
行政書士 吉田 重信
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