修繕費を不動産屋に積み立てさせる提案には要注意

修繕費積み立てという悪魔のサービス

 

「注意すべき業者の動向」 項目

1.「当たり前に飛び交う不動産屋のウソ」

2.「法改正時は「抜き」にかかるチャンス」

3.「時には手続きもわざと遅らせる」

4.「修繕費積み立てという悪魔のサービス」

 

wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所

行政書士 吉田 重信

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賃貸管理では修繕費は定期的に必ず出る。

物件も物である以上は時間によって劣化するから、
それに対する修繕費用は管理業務上での必要経費だと思っておいた方がいい。

 

しかし、そういった性質を有したキャッシュポイントであるがゆえに、
確保しておかなければならない修繕費に目をつけた不透明なサービス(?)も横行している。

これについては各自情報を仕入れた上で、
貸主自身が自衛して、業界内におかしな慣習を作らせないようにしてもらいたい。

 

近年、貸主にすり寄ってくる傾向にあるのが「修繕費積み立てサービス」なるもので、
これが仲介業者の新しい取っ掛かりになりつつある。

 

これはどういうものかというと、本来、貸主が自分で積み立てる修繕費を仲介業者が預かり、
修繕が必要な箇所が出た場合はそこから引き出して修繕できるようにする、というものだ。

そして修繕する業者はその仲介業者が紹介するというシステムになっていて、
もう、この時点で仲介業者がなにに当たりをつけているのか丸わかりだろう。

 

こういったサービスを利用してしまうと、
今後の修繕は仲介業者を介さないとできなくなってしまう。

そして、自前で修繕業者を選定しようにも、
仲介業者の息のかかった修繕業者がいて自由に対応することもできなくなる。

 

 

そりゃあ、建前上は「どの業者を選ぶかは自由です」と仲介業者も言うだろうさ。

 

でも、絶対にそんなことはさせないよ。

 

 

自由は見せかけるだけ、なんてのは、不動産営業の常套手段なんだからさ。

要は、客に選ばせているフリをしているだけなの。

 

当然、仲介業者は紹介する修繕業者からもバックをもらうことになっているんだから、
なにがあってもそうさせないように説得してくるよ。

 

そうなってしまったら、素人で対応するのはまず不可能だ。

だから、こういったサービスの皮を被った寄生行為とは、
初めから接点を持たないように自衛しておくことが重要なわけ。

 

 

 

あと、ダメ押しでもう一発かましておく。

 

 

預り金募集業務を銀行等の正式な認可を受けた金融機関以外の者が行うのは、

 

出資法に違反する可能性が高い。

 

 

 

要はこれ、誰でも彼でもが思い付きでやっていい業務じゃねーんだよ。

当たり前だろ、そんなこと。

 

金は言うまでもなく流動性の極めて高い資産なんだから、
現ナマを業として取り扱うにはそれなりの担保力と、それを国から認定された証が必要なんだよ。

ケツモチもいないヤツなんかに金を預けられるわけがないじゃん。

 

該当性の判断については個別事案だろうけれど、
少なくとも、こんな怪しげなサービスを推してくる会社はマトモじゃないな。

 

 

ちなみに、ウチも以前に来たよ。

僕が若いから、イケるとでも思ったんだろうね。

 

物件の写真撮りにかこつけて、営業マンが変なのを連れてきた。

常に目ん玉ギョロギョロさせていて明らかにヤバかったから、
すぐにその場で帰ってもらったけれど。

 

決して絵空事なんかではないから、
貸主業をやっている方々はくれぐれも注意しておいてもらいたい。

 

 

 1.「当たり前に飛び交う不動産屋のウソ」

 2.「法改正時は「抜き」にかかるチャンス」

 3.「時には手続きもわざと遅らせる」

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