ルールを守らない入居者には直接注意してもいいのか

口頭注意は意味のない行為なのか

 

「トラブルへの対応」 項目

1.「入居後に起こる問題への対処法」

2.「口頭注意は意味のない行為なのか」

3.「和解は必ず書面にしておくこと」

4.「念書に法的効力はあるのか」

5.「特約をトラブルにしないためには」

 

wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所

行政書士 吉田 重信

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契約時に明確に約束をしていても、それが純然と守られるとは限らない。

場合によっては入居後の実態を見た上で、
入居者に注意を促さなければならないような事態も起こり得るだろう。

 

こういった場合は、まずは口頭注意や手紙等で行うのがセオリーだ。

いきなり法律沙汰なんてのは、普通の考え方じゃない。

 

完全にビジネスライクに割り切っている運営ならばあり得るのかもしれないが、
少なくとも入居者を知った上で承諾した立場ではその対応はあり得ない。

 

初手はコミュニケーションの余地を探ろうとするのが、最低限の誠意ってもんだ。

誰だって、好きで迷惑かけてやろうなんて考えでいるわけではないからな。

 

ただ、やはりけじめとして放置することもこれまたあり得ない。

誠意を尽くしてコミュニケーションを取ろうとしても埒が明かない場合に、
法的手段を講じるのは仕方のないことだろう。

 

問題は声のかけ方とかけるべき事例の話で、
ここの選択を間違ってしまうと大きな問題に発展してしまう恐れもある。

 

基本的に口頭注意すべきなのは、その場で注意して済むような話でなければダメだよ。

例えば共用部の使い方とか、ごみの置き場所とかね。

 

これらは借主の対応如何によって変えられるものだから、
口頭注意による促しにも一定の効果と、当事者の納得も得られる余地があるだろう。

 

それとは別で、例えば家賃の未払いとか退去に関する問題とか、
その場で直してもらう形では済みそうにない問題では対応を一考しなければならない。

 

もちろん、最初は口頭による事情聴取くらいはした方がいい。

それで単にだらしないだけという理由ならば、尻を叩き続けるやり方であっても良いだろう。

 

問題はやむにやまれぬ事情でそうなっているような場合で、
そういうケースでは口頭注意や書面通知し続けることがかえって裏目に出ることもある。

 

追い詰め続けても、解決になんかつながらない。

 

注意されて、わかってはいるけれど、それでもどうしようもないという状況になれば、
最終的に相手は開き直るか無視し続けることしかできないんだ。

 

 

それでも言い続けたらどうなるか。

 

これは最終的には、言い続けてくる相手を敵と思い込む以外に道はない

 

 

そんなもんだよ、人間って。

基本、利己性のある生き物なんだからさ。

 

 

だから、こういった場合は声かけをするにしても、アプローチの仕方は考えなければならないな。

 

事情を聞いた上で、その大元に解決を促す形で話を聞いてやることも時には必要だろう。

 

 

そんなの、元々は相手の問題じゃないかというのは当然の話だ。

しかし、それを突き詰めたところでなんになる。

 

 

そこまでやって話にもならないようであれば仕方がないが、
指摘し続けるやり方では解決しない問題もあるということは知っておかなければならない。

 

賃貸関係に限った話ではないが、
注意し続けるという方法で事態が改善に向かう事例は思っている以上に少ないんだ。

 

 

 

 

 1.「入居後に起こる問題への対処法」

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