施工契約で相見積もりを取るべき理由
「業者対応の実情」 項目
2.「施工契約で相見積もりを取るべき理由」![]()
wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所
行政書士 吉田 重信
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賃貸では管理の一環として、外部の業者に施工を依頼することも少なくない。
これはリフォームや外壁塗装等の大規模なものの場合もあれば、
給湯設備やガス器具なんかの一部の設備のようなものの場合もあるだろう。
工事の規模によって考えておくべきポイントは異なる部分もあるが、
基本的な点についてはそんなに変わらない。
ただ、外注に委託するということに対する一般的な注意は必要だから、
そこはちゃんと抑えておく必要があるね。
最初の検討材料については、言うまでもなく値段だ。
自由競争が当たり前の民間企業では業者によって値段が違うのは当たり前だから、
一社で見積もりを取っただけでいきなり委託をしてはいけない。
なんにつけてもそうだけれど、大人の世界で即決は厳禁だ。
それをやってしまうだけで、以後、足元を見られる。
もし、それをさせようとする業者や営業がいたとしたら、
こちらを甘いと見ている上でのことだから、まず疑った方がいい。
見積もりに関しては、相見積もりを取るのが今では一般的だ。
良さそうな業者をピックアップした上で、
複数の見積もりを比べて検討するといいだろう。
見積もりを出すことに苦言を示したり、
見積もりを出す=契約としたがるような業者はその時点で出禁にした方がいい。
相見積もりを取ることは今時、珍しいことではないから、
そこに特別な印象や理屈をねじ込むところは、やっぱりまともじゃないと思う。
あと相見積もりの盲点として抑えておきたいのが、
実は業者側も相見積もりを取った上で依頼してもらいたいという事情もあったりする点だ。
その上で納得して委託してもらわないと、
業者側も後で吹っ掛けられただののクレームにつながるようなリスクもあるわけ。
こういうのは後先を考えてのことだから、誠実な対応と言えるよね。
つまり施主に相見積もりを取ってもらうということは、
施工業者側にとってのリスクヘッジの一環にもなり得るわけだ。
僕も以前、リフォームをお願いした際に忙しくて、
ついつい相見積もりを取るのを疎かにしてしまったことがあった。
その時、やっぱり業者は心配そうな顔をしていたよ。
「ちゃんと相見積もり取りました?」と、
向こうから言ってきたのだから、かなり誠実な業者だったと思う。
これは僕が未熟だったね。
もうちょっと立場を気遣ってあげるべきだった。
リフォーム業については長年トラブルも多かった業界だから、
お金の取り方や仕事のやり方について神経質になっている業者は少なくない。
これはそれだけまともな対応をしようとする業者が増えてきた証でもあるから、
施主の立場からしたら歓迎すべき流れだと思う。
ただ、施主側の対応もあって成立するような側面もあるから、
外注業者に依頼する際には依頼する側も業界の慣習を多少齧っておいた方が良いだろう。
wrote. サンハイツ吉田