不動産屋とはどう付き合っていくべきか
「業者対応の実情」 項目
4.「不動産屋とはどう付き合っていくべきか」![]()
wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所
行政書士 吉田 重信
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やり逃げ上等の不動産業界では不動産業界と、
そこに勤務している営業マン等の性質について述べた。
キナ臭い内容になったことは自覚しているが、
それでもこの業界はバリっとした見た目に反してビハインドが多くあるのも事実だ。
正に、「生き馬の目を抜く」を地でやっている世界だからね。
決して油断してはならない。
しかし、全てにおいてカットアウトすべきとは思わない部分もある。
これまで仲介業者が不動産消費の一旦を担ってきたのは事実だし、
これからも業者と付き合っていかなければならないような物件もあるだろう。
だから警戒はしつつも、健全とはいかないだろうが、
自分のペースを崩さない程度のつきあい方を考えていかなければならないな。
基本的に不動産屋は利益第一主義の業種だから、
人間的にウェットな部分でなにかしてもらおうとしてはいけない。
営業マンってのは、常に自分の利益とのバーターで物事を考えているし、
そういう「プロ」だから、そんな面から話をされても恐らく困ってしまうだろう。
ウェットな面を勘案してくれってのは、
つまるところタダでなんとかしてくれって言っているのと同じことだからね。
もしかしたら、そういう面から接してくれる人間もいるかもしれないが、
それは恐らく業界経験が未熟ゆえのことだろう。
そういう人間はすぐに辞めていってしまう業界だし、
生き残ってきた人間にとっては、そういうジメついた部分は敬遠される。
営業マンに直接的な作用を及ぼせるのはニンジンのみだ。
利益を示せる話が出せないのであれば、
個人的な対応を希望したりしても無駄だと思っておいた方がいいだろう。
利益に関しては金銭的な面だけでなく、
仕事上での実績につながるようなものでも成立する場合もある。
営業マンって、上昇志向の高いヤツが多いからね。
社内では数字で評価されたりもする立場だから、
その数字に作用できるようなものであれば話は広がっていくだろう。
それに実績が次の大きな案件につながったりする場合もあるから、
そういった面においても業者にとって悪い話ではない。
ただ、先の項目でも書いたことだが、
基本的に不動産屋は責任を取らないし、取れない立場でもある。
これはあくまでも立場上は仲介であるという事情からだね。
表立っての関与をしてしまったら、
下手をすると手が後ろに回りかねない領域の話になる場合もあるんだ。
それゆえに状況や立場が悪くなったらすぐに逃げに入るし、
知らぬ、存ぜぬ、連絡せず、なんてのは珍しいような話じゃない。
これはそういうものだと思っておかないといけないな。
利益と、実績と、保身。
不動産屋は基本的にこの三様の中で、
己の利益を確保しようと画策している立場と考えておくべきだ。
不動産屋と上手くつきあっていくには、
それを勘案した上で都合よく使っていける方法を考えていく必要があるだろう。
最後に、注意点を述べておく。
どんなに気に入っても、プライベートでの関係を持ったりしてはダメだぞ。
合コンに呼んだり、家族の食事会に招待したりしているようなケースも見られるが、
ああいうのは愚の骨頂だと言っていい。
気に入ったりすること自体を否定するつもりはない。
実際にそういった理由で大きな仕事が動き出すような事例もあるし、
それによる経済効果自体はバカにできないからだ。
でも、ビジネス上でお得意様になることと、個人的に仲良くなることは別。
営業マンからは、その一事で安く見られちまう。
コイツはすぐに警戒心を解くようなタイプだと思われたら、
もう、接待する相手から抜く相手へと変化する。
不動産屋の態度が一変するのって、大抵がそういう節目からなんだよ。
そうなってしまったら、
もう二度と口説き落とすための良い話なんて持ってはこないだろうね。
不動産屋は当事者達の間を縫って如何に利益を抜くかを考える立場だから、
一般常識的な責任観念や職業意識の蚊帳の外にいる存在でもある。
そういう常識がぶっ壊れていないと、続けていけない職種なんだよ。
ビビったら負けみたいな側面もあるからな。
ただ、この業界はそういった性質を有しているがゆえに、
一般の会社勤めでは決して出会えないようなスケールの人間が存在するのも事実だ。
僕もほんの一時期だけれど業界内にいた人間として、
そこは否定する気はないし、当時、色々な意味合いで勉強もさせてもらった。
普段から仲介業者に対して手厳しいことばかり書いているサイトだけれど、
それによって今でも活かされているものがあることは認める。
だから、業者と関わることがマイナスなことばかりだとは思わない。
ただ、大家である以上はお互いに立場上の違いと利益性が絡む関係だから、
自分が主導権を握っていられるための戦略は必要という話だ。
本項目における根っこはそこだね。
はあ。
なんか色々と思い出して疲れる内容の記事だな。
wrote. サンハイツ吉田