最新式の設備が整った賃貸物件に隠されている周辺環境問題

新しい賃貸物件は周辺環境を調査せよ

 

「賃貸情報の見方等」 項目

1.「築年数の経った物件は悪い物件か」

2.「新しい賃貸物件は周辺環境を調査せよ」

3.「更新料のない物件の方がいいと言えるのか」 

 

wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所

行政書士 吉田 重信

・管理者プロフィール

・お問い合わせ

 

 

 

前項目で述べた通り、築年数の経った物件は、
その長い年月による物件としての実績があることが最大の利点だ。

新規の物件に関しては設備が新しい等の利点はあるが、
物件としての実績が浅いといういかんともしがたい弱点もある。

 

特に気になるのが、立地に関することだ。

最近、ものすごい速さで建ってくる新興住宅地とかは、
これまで人が住んだりしていなかったような場所を選んでいるような印象がある。

 

マンションなんかは、特にそうだね。

駅のまん前とか商店街のど真ん中とか、
そういう普通の感覚だったら敬遠してしまうような所にも平気で建てたりしている。

 

なぜ、そういった場所が敬遠されがちかは言うまでもなく、治安や安全面の問題

 

駅前や商店街なんかの人の往来が多い場所では、
必然的にトラブルのタネが絶えない。

ケンカとかもそうなんだけれど、
行き来している人達が軒先にゲロツバを吐いていったりするようなこともある。

 

日頃から通路として使われる道って、やっぱり生活する場には不向きだよ。

 

それに駅前や商店街と開発は切っても切れない関係だから、
騒音の問題は常にあるだろう。

大抵の駅前にはパチンコ屋があったりもするから、
これもトラブルや騒音の悩ましいタネだ。

 

本来的には住宅地にあるべきじゃないものがあるのが駅前や商店街だから、
そういった場所に存在する物件の環境は、やはりそれなりに覚悟のいるものになるだろう。

 

最近じゃあ工場跡地なんかに住宅を建てるケースも増えてきているが、
あれも個人的にはマジかよ・・・と思うな。

整地や除染はもちろんやっているだろうが、
そういった土地は場所柄的に隣近所も工場である可能性が高い。

 

土壌汚染なんかは目に見えないけれど、あまり軽視すべきではない問題だ。

 

 

あと、最も危惧すべきなのが下水処理だ。

これはメチャクチャ重要なことだから、物件を選ぶ際には特に注視してもらいたい。

 

長年、住宅用地として運用されてきた土地ってのは、
水害を防ぐために下水処理設備にもかなりの気が払われている。

ウチなんか目の前に公団が建っているから、
処理施設の整備はかなり念入りに行ってきたみたいだね。

 

そのおかげで2019年度の台風19号上陸の際にもものすごい雨が降ったんだけれど、
道路の排水処理に関してはまったく問題がなかった。

 

でも、住宅地以外のところはそこまでの気遣いがされていない可能性もある。

激しい雨が降った際にマンホールから下水が逆流して、
道路から水があぶれて床下、床上浸水等の水災を被ってしまう恐れもあるんだ。

 

先の台風19号上陸時の武蔵小杉の惨状は、まだ記憶に新しいだろう。

武蔵小杉は元々、あれだけの住宅街ではなかったから、
下水処理の至らなさについては地元民からはずっと指摘されていたんだよ。

 

あれは、それゆえのトラブルであった可能性が高い。

 

ここ最近の雨の降り方は尋常じゃないから、これは決して無視することはできない問題だ。

施工業者でも、そういった気候変化を想定していないところもあるようだから、
新しい物件だからといって油断はできない。

 

新しくて綺麗な住宅ってのは、
そういった土地柄的なネガティブ要素に蓋をする役目を負っている場合もある。

 

前記事からの繰り返しになって恐縮だけれど、
やっぱり、長く人々が生活を営んできた場所って色々な意味で優秀だよ

 

新しい物件や設備はそりゃあ快適なんだろうけれど、
そこを見ているだけでは見えてこない情報は山ほどあるんだ。

だから物件は設備の目新しさだけじゃなくて、
周辺環境や地域情報も実際に見て、調べた上で選ぶようにした方がいいだろう。

 

 

 1.「築年数の経った物件は悪い物件か」

続き 「更新料のない物件の方がいいと言えるのか」 

 

 

関連書士業務

 

 前項目 「賃貸情報の信頼性」

次項目 「ウラトリが必要な賃貸情報」 

 

wrote. サンハイツ吉田

・管理者プロフィール

error: Content is protected !!