待てど暮らせど客のつかない賃貸不動産
「賃貸を取り巻く裏事情」 項目
3.「待てど暮らせど客のつかない賃貸不動産」![]()
wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所
行政書士 吉田 重信
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賃貸というと、基本的な装備が整って場所がヘンピなところでもない限りは、
余程、賃料等の条件面が厳しいでもなければ客がつく余地はあった。
しかし、今の借手市場ではそういった土壌も変わりつつある。
ただ、空きが出たからと普通に募集をかけているだけでは、
いつまで経っても借手がつかないというような事例は今では珍しくない。
これは客の様相が変化した理由もあるが、
客層が変化したことによって市場そのものが変化したという事情もある。
単純に現役世代の借手の絶対数が減ったというのも、如何ともしがたい問題だろう。
貸手と借手のパワーバランスが変わったことによって、
必然的に今の時代の賃貸物件は買い叩かれやすい傾向にあるんだ。
不動産屋の対応の変化なんか顕著だろう。
昔は大家がいなければ成り立たない商売、と、貸主によろしくしていたりしたが、
今では変わりはいくらでもいるといった態度だ。
ウチの物件は今では一切、広告の掲載を許可していないのだけれど、
どうせ文句なんか言ってこないと無断掲載し続けている業者とか普通にいるからな。
そういう不遜な態度から見ても、今の不動産屋が大家をどんな風に扱っているのかがわかるだろう。

こういう、舐めた態度を取るような業者はこちらから切り飛ばしてしまえばいい。
間違っても下手に出て、どうにかしてもらおうなどと考えてはいけない。
そんなやり方でどうにかしてくれるほど、連中は甘い世界を生きてないからな。
今後は物件の存在と利点を、
貸主側が自らアピールしていくような対応が求められてくるだろう。
そのためには借主側がなにを重視しているのかを洗い出した上で、
ピンポイントで提示していく必要があるな。
基本的にそういった個別対応は、
日頃から数多くの物件を取り扱っている不動産屋では対応が難しい。
これは貸主が自分で工夫していく余地があるというチャンスでもあるんだよ。
そういった新しい流動口を自ら作っていくこともアリとされているのが、今の賃貸事情なんだ。
これまでのやり方に従う必要もなければ、こだわる必要もない。
借主側の事情が変わったという事は、
貸主側も新しいやり方を検討してよろしい時期でもある。
市場が不安定、未確定っていう状況は、
新しいマイルールで勝負してゆけるきっかけでもあるわけだ。
従来通りの不動産屋に依存するようなやり方では、今後は成り立たないだろう。
市場の状態がそういう流れにないから、
不動産屋も旨味のない賃貸物件なんかに積極的に客付けなんかしようとしない。
だから、いつまで待っても客のつかない賃貸物件なんてのが出てくる。
市場が変わってしまったのだから、
これまで通りのやり方をしていては貸主不利の一辺倒だ。
この流れは自分が変わっていかないと変えられない。
不動産市場自体も、些か時代に取り残された感がある。
今は客が自らの意思で選択することに価値を見出す時代だからね。
ニーズに合わせた柔軟な対応ができるよう従来の流れを自ら瓦解させていかないと、
結局はババを引かされるだけの立場にしかなれないだろう。
下手に出てくるような者にはとことんクソをねじ込もうとしてくるという、
不動産業界の性質を忘れてはならない。
wrote. サンハイツ吉田