悪しき関係は自分から切れ
「不動産屋に対する査定と対応」 項目
2.「悪しき関係は自分から切れ」![]()
wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所
行政書士 吉田 重信
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僕が不動産会社にいた時に教わった大切なことの一つが、
「客にならない客は自分から切れ」ということだ。
これはどういうことかというと、
いかに客であったとしても、自分にプラスにならないのなら関係を持つ意味がない。
もっと言うと成果に繋がらない人は、
いつまでも期待していても無駄だから切ってしまった方がよろしいということだ。
一見、酷い話に聞こえるかもしれないけれど、
ビジネス上の繋がりは友達付き合いとは違うし、馴れ合いの関係はいずれ破綻する。
ドライであってこそ責任も生ずるという面もあるから、やはり互いに緊張感はあって然るべきだ。
そしてこれは顧客に対してだけでなく、
ビジネス上での繋がり全般において言えることでもある。
賃貸については仲介業者や管理会社等、所謂、外部委託関連の繋がりも少なくない。
こういった業者に対しては、良い話を持ってこない状態が続いたとしても、
こちらが頼んでいる立場でもある以上、なかなか厳しい対応に出にくい面もあるだろう。
しかし、いつまでも甘い顔をしていては自分の利益に繋がらない。
これは舐められるとかそういう面での話でもあるのだけれど、
それだけではなく、向こうとしても緊張感のない相手には良い話を持っていく理由がない。
特に仲介業者なんか海千山千の連中が多いんだから、
こっちだって向こうから値踏みされていると思っておいた方がいい。
つまり、良い話を持ってきてもらえないということは、
自分に良い話を持っていく価値がないと思われているということだね。
これに対して癇癪を起したりするのは簡単なんだけれど、
それだと事業者として芸がないよな。
それにその事情に気付いたからといって、
関係性の修復や改善をしようとしたりするのは時間的にも労力的にも割に合わない。
だから、僕はそういった相手からは勝手にフェードアウトする。
某CMみたいな、「じゃー、もーいいですー」の精神だね。
もちろん、大人だから直接こんなことは言わないけどさ。
そして仮に向こうが焦って良い話を持ってきたとしても、
そこまでの対応にまで至った業者に対しては、そのまま改めて話を聞くことはしない。
これは業者に対してざまぁみさらせとかそんなんじゃなくて、
こっちの立場からの「示し」だよね。
そこでシッポ振ってちゃあ、また舐められるだけだしさ。
示しをつけるのは言うまでもなく、冒頭でも言った緊張感。
それを思い出させるためだけの対応に過ぎない。
他意はないよ。
こっちもいちいち、そこまで外部業者にインプレッション持ってないし。
直接、なにかされたりでもしない限りは、ね。
ただ、めんどくさい関係が嫌いなだけ。
これはあくまでも僕の対応の話だから同じようにしなくてもいいけれど、
他の管理者の方であったとしても、外部業者に対する緊張感はやっぱり必要だよ。
そうでないと、関係を持っている意味がない。
ただ意味がないだけで済めば良いけれど、
そういった緊張感のない関係は放置していると、いずれ大きな問題に発展する場合もある。
あそこは甘いと舐められてしまっている状態を続けていると、
それをきっかけにろくでもない話を持ち込まれたりすることだってあるんだよ。
不動産で言うと変なところから強引な売却話や怪しげなビジネス話を持ち込まれたり、
借主と組んで既存の契約をこちらの不利な内容に更改しようとしたりとかな。
だからそういう不良業者は、
ろくでもないことをしでかす前に自分から切れ。
うまくいかない状況は切り飛ばして、新しい環境へと踏み出すんだ。
良い話が入ってこないってのは、
自分が状況を変えようとしないからという面にも原因があるんだからさ。
続き 「自主管理上の要点 物件構造を把握しておくメリットとは」 ![]()
wrote. サンハイツ吉田