リフォームは新しさを求めたらキリがない
「自主管理上の要点」 項目
2.「リフォームは新しさを求めたらキリがない」![]()
wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所
行政書士・宅地建物取引士
吉田 重信
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運営している賃貸物件が経年劣化してくると、リフォームの検討の余地が出てくるのは必然だと思う。
実際問題として、古くなった設備や内装なんかをアップデートしていくことは、
物件管理をしていく上で重要な対応だろう。
しかし、新しいものに固執し過ぎて、
本来的な物件の良さや雰囲気をなくしてしまうのもよろしくない。
設備を新しくすれば客が付くという甘い誘惑もあるかもしれないが、
賃貸不動産には多種多様な需要があるから、設備を真新しくしなければダメということはない。
その需要にピンポイントでアピール、提供してゆけるのであれば、
賃貸として破綻していない物件ならばいくらでも勝負することができる。
壁紙とかの内装については借主の入れ替わりによって対応しなければならないだろうが、
ガス台や流し、トイレや風呂なんかの躯体部分については、おいそれとイジったりするもんじゃない。
これは資金的な理由ももちろんあるが、
古い物件の構造が今の新しい設備に対応していないという側面もあるからだ。
節水トイレなんか、いい例だね。
あれ、軽い気持ちで付け替えたりするとあとでえらい目に遭う場合もあるからな。
物件には構造的にそういった特徴のあるものもあるから、
単純に「新しいものにすれば良い」という考えだけでリフォームは決断しない方がよろしい。
そりゃあ、見てくれは綺麗になるだろうさ。
でも、本来的な使い方の面で問題が出てきてしまうようであれば、
やはりそれは物件にとって必要なリフォームとは言えない。
重要なのは、今の物件の状態が問題なく使えていて、
需要に答えられるかどうかのアピールポイントがあるかなんだよ。
あと、日々の生活の場として使ってゆける安定感。
それさえ整っていれば、無理に手間暇と金をかけてリフォームする必要なんてない。
客付きの芳しくない物件については設備に関する営業をかけられたりすることも多いだろうが、
あくまでも賃貸だから、見てくれの綺麗さだけで勝負しようとしても限界がある。
今のご時世、新しい物件なんかいくらでも出てくるしな。
安易にリフォームを検討したりなんかするよりも、
今一度、ご自身の物件の特徴について洗い出しをした方が先に繋がるだろう。
wrote. サンハイツ吉田