夏場の引っ越しはやめておくべきか
「物件にまつわる常識等」 項目
2.「夏場の引っ越しはやめておくべきか」![]()
wrote. サンハイツ吉田 管理者

行政書士明和事務所
行政書士 吉田 重信
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引っ越しというと、皆、夏場は避ける傾向にあるよね。
大抵の場合が3月や4月なんかの年度期に合わせて家移りするのがセオリーだろう。
別にこの時期の引っ越しをやっちゃダメなわけじゃないけれど、
できうる限りは避けるべき行動であることは事実だ。
理由は3つ。
一つは単純に暑いからだ。
引っ越し作業は荷物のまとめと搬入が大まかな作業だから、
昨今における猛暑日では慣れていてもかなりしんどい作業になる。
荷物をまとめたり部屋を片付ける際には窓を開けっぱなしにして行うことになるから、
当然、冷房をかけながらの作業は難しいだろう。
熱中症への注意もさることながら、
蒸し風呂の中での整頓、設置作業なんかやっていられないと感じるレベルだ。
僕も以前、7月の真っただ中に友人宅の引っ越しを手伝ったことがあるけれど、
あの一件でやはりド夏場の引っ越しなんかするもんじゃないなと思ったな。
これは仮に引っ越し業者に頼んだとしても、変わらない。
荷物の破損や事故にもつながやすいという面も忘れてはならないだろう。
二つは生活環境に慣れていない段階でいきなり夏を迎えるのは、
生活ルーチン上で様々な問題が発生し得る可能性があるという点だ。
まだ部屋の整頓すら整っていない内は、当たり前のことを当たり前のように回せない。
なにか出入りの業者が必要になるようなことがあったとしても、
時期的に素早い対応ができない場合もあるんだ。
例えばだけれど、引っ越し先の冷房にトラブル等があって使えなかった場合、
近頃では夏場にすぐ業者に来てもらうことは難しい。
これは最近では毎年注意喚起されている問題だよね。
夏場に頼んでも、対応は半年後になるなんてのも珍しい話じゃないんだ。
そのままの状態で夏を過ごすことになると考えたら、末恐ろしい話だろう。
夏場は時期的に必須になるものが多く、
そういう時期ゆえにそれに人が殺到しやすい傾向にある。
やはり春先か秋口くらいに家移りしてきて、徐々に環境を整えてゆく形が望ましい。
三つは大家や近所から敬遠される恐れがある。
こんな避けるべき時期にあえて移動してくる人ってのは、
訳アリみたいに見られがちな面もあるんだよ。
それ以外にも、わざわざクソ暑い夏場にゴタゴタ騒ぎを起こすところは、
それだけで近所からは怪訝な目を向けられやすい。
実はサイレントで夏場の引っ越しは断っている物件もあったりするんだ。
やっぱりなにをするにしても、TPOって大事だと思うんだよね。
特に引っ越し先が集合住宅等であれば、気を付けておいた方がいいだろう。
そして夏場に入居するということは、
退去も同じ時期になりやすいということも忘れてはならない点だ。
賃貸では契約更新の関係上、それに合わせて契約終了となるケースが多く、
そうなると必然的に退去も同じ時期に行うことになる。
つまり、あの地獄をもう一度、ということだね。
なんか、やっちゃダメというわけではないと言いつつも、
止めているみたいな内容になっちゃったね。
でも、最後に悪いことばかりでもないという点はフォローアップとして伝えておく。
色々とネガティヴな要素の多い夏場の引っ越しだけれど、
実は引っ越し業者の費用が安いというポジティヴな面もあるんだ。
大変な時期だから料金も高くなりがちなんじゃないのと思うかもしれないが、
夏場は敬遠されやすく客足も落ち着き気味なため、費用は比較的リーズナブルな傾向にある。
だから費用面も念頭に置いた上で、検討してみる余地はあると言っておく。
ただ、個人的にはやはり避けるべきだとは思うなぁ。
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wrote. サンハイツ吉田